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アンチエイジングからリラクゼーションまで!最強のアダプトゲン・ハーブ 「トゥルシー(ホーリーバジル)」とは?

健康一般

トゥルシー(ホーリーバジル)」は、アーユルヴェーダに関心のある方や、健康への意識が高い方には既におなじみとなっているハーブです。

コロナ禍においても、シカゴのラッシュ大学医療センターの研究者らが、トゥルシーの葉から抽出した化合物が、COVID-19のマウスモデルにおいて肺の炎症を抑制し、発熱を低下させ、心機能を回復させることに成功したことが話題となりました。

今回は、最強の万能ハーブといわれる、「トゥルシー(ホーリーバジル)」の効果や、その宗教的な意味合いなどについて、解説いたします。

ストレスフルな社会で欠かせないアダプトゲン

トゥルシーは強力なアダプトゲンのハーブです。

アダプトゲンとは以下のようなものです。

「トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブであり、「体に悪影響を与える物理的、化学的、または生物学的なストレッサーを、非特異性の抵抗力を高めることによって撃退するもの」と定義されます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アダプトゲン より


ストレスフルな環境におかれやすい現代人にとって必要不可欠な要素が、アダプトゲンであるといえるでしょう。

ここ数年、「アダプトゲン」は欧米でも注目を集めるようになっています。

女優グウィネス・パルトロウさんが創設したライフスタイルブランド「goop」ではトゥルシーをはじめ、アシュワガンダ、アムラといったアダプトゲンハーブ配合のサプリメントを発売しており、健康志向の高いセレブ達の間で人気を集めています。

Why Am I So Effing Tired? – goop wellness


トゥルシー(ホーリーバジル)とは?


トゥルシーはサンスクリット語で「比類なきもの」という意味を持ち、ときに「ホーリー(聖なる)バジル」「ハーブの女王」「自然の母なる薬」という異名を持ちます。

インド中・北部に起源を持つトゥルシー(和名:神目箒)はシソ科の芳香性の低木です。インドでは風邪や咳、インフルエンザなどの治療に5000年以上前から使われてきました。

インドの伝統的医学であるアーユルヴェーダにおいてもトゥルシーは神聖視され、定期的に摂取することで免疫力を高めるのと同時に、気道に溜まった毒素を浄化して、膨満感やガスを緩和するといわれます。

またトゥルシーはヒンドゥー教でも、神聖な植物として崇められており、美と富と豊穣と幸運の女神であるラクシュミーの化身であるとされます。

トゥルシーの枝の部分から作られるビーズは「トゥルシー・マラ」と呼ばれ、マントラを唱える際に、その回数を数えるために使われるネックレスに加工されます(「マラ」は「輪」を意味します)。

「トゥルシー・マラ」は108個のビーズからなり、これにクリシュナビーズ(グル玉)が合わさって全部で109個のビーズからできています。

108は聖なる数字であり、宇宙と繋がる数字でもあるのです。108という数字の神秘性について語り始めれば、それだけで紙幅が尽きてしまいますので、そのお話はまたの機会にゆずるとして、トゥルシーについて具体的に見ていきましょう。

名称:ホーリーバジル(トゥルシー)
学名:Ocimum tenuiflorum、Ocimum sanctum
英名:Holy basil、Tulsi
サンスクリット語:तुलसी
和名:神目箒(カミメボウキ)
科名:シソ科
属名:メボウキ属
原産地:インド・ネパール・オーストラリア
開花時期:6〜8月
花色:白、紫
草丈:〜60cm

【和名「目箒(メボウキ)」の由来】

江戸時代に中国より入って来た「目箒(バジル)」。その種を水に浸すとゼリー状の物質が出て来る。これを目の中に入ったゴミを取るために利用したことから名付けられた。


美容効果

トゥルシーはアンチエイジング効果の高い植物です。

老化の原因の1つに挙げられるのが体の「酸化(サビ)」です。トゥルシーには、この酸化を防ぐ「抗酸化作用」成分の、オイゲノールロスマリン酸カルバクロールなどを含みます。

また、トゥルシーには若返りホルモンといわれる「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」を活性化させる働きもあります。

有毒作用からの保護

トゥルシーは毒素による損傷から体を保護する能力が極めて強いとされています。抗酸化作用のあるフェノール化合物が高い含有量で含まれているからです。

ある研究では、トゥルシーを摂取することで人の皮膚や肝臓、目の水晶体や角膜に含まれている、解毒作用、抗酸化作用を持つグルタチオンが増加することが分かっています。

また細胞内に発生した活性酸素を分解する酵素であるスーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼといった抗酸化酵素の活性を促し、毒性のある化学物質から保護する働きを持っています。

トゥルシーを定期的に摂取することにより、免疫不全を起こす可能性を抑制できることから、ガン細胞の発症が少なくなることも分かっています。

肉体的ストレス

トゥルシーは動物実験によって、持久力を高める効果があることが分かっています。

実験では動物の代謝を亢進させ、水泳時間を延ばし、酸化ストレスを低減、騒音のある環境での誘発ストレスのレベルを下げることが示されています。

精神的ストレス

トゥルシーを定期的に摂取することで、細胞や臓器を保護するだけでなく、心をリラックスさせ落ち着かせる効果が期待できます。

トゥルシーは抗不安、抗うつ特性を持っており、ジアゼパムなどの抗不安薬、抗うつ薬に匹敵する効果があることが分かっています。動物実験では、トゥルシーが記憶や認知機能を高め、加齢による記憶力低下を防ぐ効果があることも明らかとなっています。

ヒトでの研究では、ストレス、不安、抑うつを低下させる効果があることが観察されています。

代謝ストレス

トゥルシーは、コレステロール値と血糖値を下げる効果があります。

動物実験では、トゥルシーの葉を食べたウサギの脂肪分子に有意な変化が見られた他、トゥルシーのエキスを投与したラットは、30日後に血糖値が24%低下しました。

また、別な実験ではトゥルシーに含まれる油がストレス誘発性のコレステロール値を低下させました。糖尿病の有無に関わらず、トゥルシーの葉の粉末を摂取したラットは、腎臓、肝臓、心臓の総コレステロールが減少する結果となっています。

感染防御

様々な機関の研究によって、トゥルシーは多くの病原体に対する抗細菌、抗ウイルス、抗真菌活性を有していることが分かっています。免疫反応を高め、感染症リスクに対する防御能力を上げることに役立ちます。

口臭、歯肉疾患、口腔潰瘍に効果があることも分かっています。市販のマウスウォッシュに配合されている0.2%クロルヘキシジン、リステリンと同等の効果があり、虫歯の原因菌であるストレプトコッカス・ミュータンスのレベルを下げてくれます。

またトゥルシーのエキスは、創傷(切り傷)の治癒にも効果があります。特に手術後の傷口を保護することに役立ちます。

鎮咳・去痰効果

トゥルシーは、過剰な痰の分泌を緩和、抑制し、咳を鎮める効果があると専門家は述べています

「トゥルシーの葉を数枚砕いて、その汁を濾し、ハチミツと一緒に食べるか、毎日3枚から4枚の葉を噛むだけで鼻腔が透明になる」ともいわれています。

研究によると、トゥルシーは痰を緩めたり、アレルギー、喘息、肺疾患によって引き起こされる症状を改善したりするのに役立つことがわかっており、ハーブティーとして使用しても安全であることがわかっています。

リラクゼーション

トゥルシーは「摂取できるヨガ」ともいえるかもしれません。トゥルシーを定期的に摂取することは、ヨガの継続的な実践と同じ効果を生むかもしれないからです。ヨガ同様、思考を明瞭にする効果があり、リラクゼーションに最適なのです。

コーヒーや紅茶のように、覚醒効果のあるカフェインを含有していませんので、中毒や身体依存の心配もありません。

バジルの宗教的意味

ヒンドゥー教では、トゥルシーの全ての部位(葉、茎、花、根、種子、油)が神聖視されています。ヒンドゥー教徒の家庭では、庭先にトゥルシーを植え、祭壇に捧げ、一家の繁栄と幸福を祈ります。

トゥルシーはオイゲノールの含有量が高く、丁子(クローブ)に似た芳香をもち、蚊やハエといった害虫に対しての忌避効果があります。これが家庭へのウィルスの侵入を防ぐことにつながります。こうしたことが「トゥルシーのある家には、病気と不幸が入って来ない」という諺の元になっています。

トゥルシーの和名にも「神」の文字が付されていますが、元来バジルは世界各地で宗教的意味合いを持ち、儀式などに用いられて来たり、慣習として生活の中に深く根ざして来た背景がありました。

ギリシャ正教では聖水の原料として使われ、ヨーロッパでは死者の手にバジルの葉を持たせたり、胸に置いたりして安らかに天国へ旅立てるように祈願をするそうです。エリザベス王朝時代のイギリスでは、魔女除けとして、また旅の安全を祈願するお守りとして用いられました。

カリブ海の国々では、スイートバジルを漬け込んで作った聖水を店先に振り撒けば繁盛すると信じられ、この聖水を自分の体に振り掛ければ邪悪な霊を祓うことができるとされます(スピリチュアル・バスと呼ばれる)。

メキシコでは金運のお守りとしてポケットに入れて持ち歩くことがあるようです。また、アフリカではバジルには、サソリを寄せ付けない効果があるとされます。

ギリシャ語の「basileus、βασιλεύς (王)」が語源のバジル。アレクサンダー大王がインドからヨーロッパに伝えたとされます。

古代エジプトの王墓からも様々な植物の種子が発見されています。植物は生命の源でもあり、神や精霊といった神聖な存在と繋がるためのツールとしても使われていたことから、最も古くから知られるハーブであるバジルは権力を持つ王家の人々が、神秘的な力を得るための貴重なエネルギー源であったのかもしれません。

トゥルシー(ホーリーバジル)の持つ様々な効果を見てまいりました。

是非、このハーブの女王を生活に取り入れてみませんか?

参考文献

Tulsi – Ocimum sanctum: A herb for all reasons

Eugenol, a Component of Holy Basil (Tulsi) and Common Spice Clove, Inhibits the Interaction Between SARS-CoV-2 Spike S1 and ACE2 to Induce Therapeutic Responses

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